ある日、チベット死者の書を読んだ。
私の中にあるなにかが、
少しずつ繋がっていくような気がした。
無意識、意識の世界、生と死・・・宗教
小さいときからお母さんに連れられて、山奥のお寺や神様の宿る自然の中を行ってた。
私には仏様も精霊も他の神様も見えない。
自然の中、”その中”・・・が
とにかく怖かった。
私が小学校3~4生頃、突然お父さんがおかしくなった。
お食事の時、白いこはん粒をみて叫ぶ。 う、う、うじ虫・・・!!!
その日からお父さんの目に映る全ては恐怖の対象に
変わっていた。
寝たきり状態のまま、なにかに魘されてうわごとを言う。
‘‘その中” の怖さを感じた。
数日後、ムーダン(シャーマン、イタコ)が家に現れてシャーマニズムの儀式が行われた。
何かを称えながら体を激しく揺らしはじめる。白めになり打ち鳴らす鼓音、
トランス状態になり刃渡りの曲芸がはじまる。
裸足のまま刃の上で剣舞・・・・・
恐ろしかった。
だが、美しかった
3時間くらい儀式は続いた。最後、ムーダンはお父さんの頭を優しく撫でて、
嘘みたいにお父さんは治った。
益々お母さんの信仰心、シャーマニズムは深まっていた。
未だに私には分からないが、未だに私から切り離せない最も重要で大切な事。
チベット死者の書を読み終わって慰められった、様な気がした。
思想とか哲学、宗教
人間世界から、自然世界から生まれている。宇宙の世界も含めて。
よく、知らないけど。
人間以外の他の動物達はどうなんだろう?
彼らにもシャーマニズム、シャーマンはいるのかな?