その力、無為になるまで・・・・・

返事も待たないで屋根に登ったらしい・・・

自分勝手な態度をとる利己主義ものめ!

はかり知れない強さを見せつけようと、

屋根の上で月に向かって吠えている。

私は
悲しい・・・

そして、この世のその力が何より恐い。

神様さえ恐れているその膨大な力の数々、

原始には存在していなかったと思えたい力・・・

それは破滅の光、

それは蘇る光、

ああ!

永遠の誓い

美しい信頼

無垢な願いなどが

魂の中で泣いている。

いいだろう・・・・・

泣くがいい。

私は
その力の奴隷にはならない。

その力が

意味もなく流れる川になり、

静かに私の心を溶かしてくれるまで

私はその力の強さから

うつくしさから

目を瞑る。

毎晩

屋根の上で吠えていても

その力、

無為になるまで一人で道を行く。

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