夜中3時

二つの眼が
眠らず
何かを探していた

色のない
透明な
何かを
欲しがっていた

わかる・・・
私の眼だから・・・

小さな灯りを点けた
壁に
大きな影が現れた
私は
その黒い影を触った

黒いのに
何故か
透明な海月のようだ

私は
起き上がり
水を飲んだ

そして
ルーミーの
詩集を取り出し
読み始めた

すると
どうしてか
文字が滲んだ

仕方がないので
ベランダへ出た

寒くて
冷たくて
体が震えた

しばらく
しばらく
遠くを眺めた

二つの眼が
私に囁いた

素敵な暗闇ね!ってね・・・・・

夜中の3時
静かな時間
静かな風景

私は
部屋に戻り
次は
コーヒーを飲んだ

そして

どうでもいいことを
書いている。

0 件のコメント:

コメントを投稿