視線





















わたしは
花を
見ていた

わたしが
見ていると思った。

花が
わたしを
見ていた

花から
見られていた。

怖かった。

今まで
自分の
見る目を
信じていた。

これからは
信じない。

花の目は
見えない・・・

見えないからこそ
見えてきた。

ありふれた言葉だが
目に見えない
ものだけを
信じることにした。

そうすることにした。

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