生命




















毎日
誰かに
踏まれる
でこぼこ道なんだ。

遊ぶ相手のいない
傷だらけの道なんだ。

雨が降り
水溜りが出来
懐かしい夢を見たんだ。

空は
少しの雨雲を
優しく溶かし、
樹は
小さな落ち葉を
パラパラふりかけ、
しずくは
硬い体を
そっとくすぐり、
僕は
思わず
笑ってしまったよ。

明日には
また
誰かに踏まれるけど

僕は
幸せでいっぱいなんだ。

消えてしまう
儚い命なんだけど
たかが
水溜りなんだけど

僕は
潤しく生きているんだ。

どう?

君の眼にも
そう映るだろう?!



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