全部の心

誰も
自分の心の顔を知らない。
知るはずがない。

わたしの全部の心があなたで
あなたの全部の心がわたし。

心の全部は謎で
謎の全部が
この世を支配する。

仮面を持たない
精神病棟の人間
仮面を持ち続ける
健全社会の人間。

良い仮面
醜い仮面

どれを選択する?
どれが本当で
どれが嘘?

それぞれの仮面をかぶる
それぞれの仮面をはずす
残るのは、
やはり、仮面・・・・・・・。


映画「インサイド・ヘッド」を観た。
主人公の心の中にある
五つの感情たちがどれもいとおしい。

実際の事、感情の数を
人は、数えられるのかしら。
おそらく私には
私の知らない感情(気持ち)たちがいっぱいいそうな気がする。
それらは全部仮面に覆われて、いつ、どの場面で
現れるのかわからない。
今、持ている感情(仮面)だけでも大変なのに、
未知の新たな仮面を渡されたら・・・・・

子どもにも
大人にもその人の仮面があると思う。
上手に使いこなすか
下手に使いこなすか、
自分も、誰にもわからない。

何が、ありのままなのかもわからない。
ただ、正直にいられるのは不可能な事。

全部の心の顔
全部の心の声

全部を愛すしかない。

全部の心は仮面で出来ている。
しかし、
色眼鏡を外せば必ず見えてくる。
それが良い仮面なのか、醜い仮面なのか・・・
・・・・・どっちも、同じ。






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