韓国の猫

















新美敬子の本「猫のアジア」の中から~
「滞在中に三十匹近くの猫を見かけたが、
つながれていないのは二匹だけだった。
つながれていなかった猫の一匹は、
チャガルチ市場(釜山)にいた猫で、玉葱とにんにく、
カボチャを売るテントの中にいた。
その猫は毎日、市場へ飼い主と共に通ってきているとのこと。
それだけ聞いても珍しいというか、韓国に限らず世界的に
見てもこういう猫はあまりいないから、これは特別なケースの猫だったと思う~。」


今はどうか分からないが、だいぶ前は韓国の猫は
大体紐につながれていた。
写真の猫(本の中)は、多分、自分の歯で紐を噛み切ったかもしれない。
紐、猫の顔、悲しい・・・。

昔、韓国にいるとき、我が家にも猫がいた。
しかし紐でつないでいなかった。
夜、こっそりぬけだし朝になると帰ってくる。
私が学校に行く頃顔を見せてくれる。
捕まったネズミとかミミズ、小鳥、セミ、木の枝を見せてくれる。
たくましい猫であった。

日本に来てから何かの縁で二匹の猫と暮らしたが
一度も外に出した事がない。
何回かケージの中に入れ川辺に連れていた事があるが
おびえてケージの中から一歩も動かなかった。
その姿が、とてもかわいそうに思えた。

先日、一軒家に引越しした夫の友人宅へ遊びにいたら
2匹のかわいい猫がいた。
三階建ての家で、隠れ場の多い広い空間。猫には最高の住まい。

猫と暮らしたい・・・・・
猫は飼い主を選べないが
・・・私も猫を選べない。
今後、何かの縁があればいいな。

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