君の人生は

君の人生の味が
辛い香辛料に浸され
水を欲しているならば
私が水になる。

君の人生の旅が
暗い海に流され
陸を探しているならば
私が灯台になる。

君の人生の喜びが
過ぎ行く過去にとらわれ
今を邪魔しているならば
私が消しゴムになる。

君の人生の宝物が
賢い世間に笑われ
希望をなくしているならば
私が光になる。


君の心の叫びが
聞こえる。

「頼むから、ほっといて!
独りにして・・・。」

残念なことだが、
私は君の中にいるのだから
それは無理だよ!


君の人生の道が
無数に枝分かれされ
足を疲れさせているならば
お願い、休んでちょうだい。

前へ、
進み行くことだけが
立派な人生じゃないんだからね。

急がないで、
焦らないで、
比べないで、
怒らないで、
笑って、
君の中にいる私と。


君の人生の色が
どのような色であれ、
君はこの世のだった一つ
輝く色である事実を誇りに思って。

ほら、
君は独りじゃない。

一緒に、
一度きりの人生を、思いっきり楽しもう・・・。

ほら、
君の人生は
君独りだけの
「人生」じゃないからね・・・。

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