膿の言霊




















母国語でもない
言語以外の叫びで
魂を抉り返し
陰湿な傷を付けた

地上の全てが
凍り付く
酷い痛みを感じた

涙の
代わりに
流れ出したのは
悪塗れの
膿・・・
止めどなく
溢れ出す膿。

それを
隠すように
拭った

手遅れなのに
それを
口の中へ
押し込んだ。

もう、
隠せないのに・・・
もう、誰もが
逃げ去って行くのに・・・
シュルレアリスムの
自虐芝居が
いつの間にか
リアルになっていた。

自問自答を
繰り返す
神様の奴隷達が現れ
天使のメッセージを
盗み聞き、
自問自答を
繰り返す
悪魔の奴隷たちが現れ
天使の羽を
膿の中へ溶かし踊りだす

悲惨な
悲しみは
蜜より甘く、
虚無な
ジェラシーは
愛より強いと歌いながら。

心を
支配する膿が
爆発を
繰り返しながら
自問自答の
奴隷達を脅かす

その
脅かしを喜びに変える。

卑怯な奴!

本当の
私を
連れ戻し、
奴隷の
わたしの為に泣きたい

私を知る
唯一の何か、
私を救える
唯一の何か、
何か・・・・・

知らないのか?
愚かなお前さん!

膿だよ!

お前さんの
言霊、
膿だよ!

もう、
下手な芝居から
奴隷達を放し
自由に
自由になろう

膿の言霊に溺れ
魂を踊らそう

出来るのか?
出来るのか?!

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