秋刀魚を食べながら

友達からぬか漬けの秋刀魚を貰った。
以前にも貰った事があるが、
その時初めてぬか漬けの秋刀魚を食べて
美味しさにびっくりした。
優しい味、深みのある味、凄くありがたみが
伝わる味であった。
嫁いだ娘の事を思いながら、
沢山の秋刀魚をきれいに洗い
手で一つ一つ丁寧にぬか漬けするお母さんの姿。
彼女の、お母さんのぬくもりを私も感じた。

韓国人も秋刀魚はよく食べる。
私の故郷では魚などは香辛料で味付けし煮って食べるのがふつう。
もちろん、生魚を食べた事もないし
ぬか漬けなどない。
釜山へ移り住むようになって
街の屋台で生魚(刺身)を食べる釜山の人達を見た時は怖かった。
初めて見る信じられない風景、本当に驚いた。
今は日本で長く住んでいるけど、やはり刺身は食べられない。
しかし焼き魚は美味しい。
焼き魚などを食べるとき、箸で上手に骨を取り
苦味のあるところも残さずきれいに全部食べる夫。
それに比べると私の食べ方はかなり汚い。

秋刀魚を食べながら昔の幼なじみのことを思い出した。
「コンチ」と言うあだ名の友達。
秋刀魚は韓国語でコンチと言う。
なぜあだ名がコンチだったのかよく分からないが・・・
日本の有名人でも「さんまさん」っているな~。

北海道の短い秋、秋刀魚を食べながら感謝の気持ちで
お腹も心もいっぱいになった。
命あるものないもの、すきなものきらいなもの
無駄に残さず、きれいに食べるように心掛けよう。

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