赤い店






























たるんだ昼の顔で
花に
水やりをしていた。

ピエロのような
厚化粧で
夜は
酒を
注いでいた。

抜けた歯に
煙草を挟み
天使のように
笑っていた。

朝には
灰色の小便を
漏らしながら
二階の片隅で
泣いていた。

猫も
泣いていた。

あなたを
抱きしめたい。

わからない・・・
何故か
わからない。

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