黒猫~白い主














古代エジプトの壁画が
銀の扉に描かれていた。

秘密のおまじないを唱える・・・。

謎の空間が現れ、
不思議な瞬間移動が始まった。

満月の引力により
招かれた九階の門には、
漢字の表札が掛けられていた。

疲れた素足を
湧き水の中にそっと入れてみた。

あ!安らぐ・・・これ以上何を望む?!

丁寧にお出迎えしてくれたのは
静かな足取りの黒猫、
そして、白い主。

猫だ・・・黒猫だ。

ここには、
黒猫が住んでいる。

声のない使者の呼び寄せを
心で読み取る時がある。
それは、滅多にない事だ。

弱くて、濁った魂を
洗わせてくれてありがとう!

やはり、
猫は神のお使いだ。

やはり、
私は、いつまでも
猫に救われているのだ。

素敵な時間を
ありがとうございます。

秘密のおまじないを
教えてくれた白い主よ、
君に幸あれ!!!

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