蝙蝠の花




















夜は
すぐそこよ!

目を開けて
私を見て。

輝かしい
暗闇の
森へ
案内してあげるよ!

君のこと
誰も
指さしたりはしないよ。

夜は
ここよ!

羽を広げ
霧を抱いて。

懐かしい
物語の
丘へ
連れて行ってあげるよ!

君のこと
誰も
貶したりはしないよ。

私は
君が
何となく
好きよ!

君に
何でもしてあげたい。

ああ、
神様の手に
少しづつ
夜が
畳まれているよ!

さあ、
急いで!
・・・早く!

二人で
夜の
赤い花を
貪りましょう。

夜は
二人の
目の前よ!

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