ごめんね!




















雨さん!

わたしの
長靴に踏まれて
痛いでしょう?

ごめんね!!

わたし、
大好きなの雨の日が・・・。

雨さんがお見えになると
家の中から飛び出し
ずっとずっと
歩き回りたいんだ!

でもね、
歩いていると
どうしてか
悲しくなるんだ!

家のママもね、
同じ事言ってたよ!


娘は
雨が降り出すと
外に出たくてそわそわする。
私は
雨が降り出すと
とりあえず、頭痛薬を飲む。

私の母は
いつも言ってた。
すべてのものには
ものの主があり、
私たちは
ありがたい気持ちで
ものを接しないといけない。
そして
いつか必ず元の主に返す。
土も
石も
蜂蜜も
山も海も
そして
オンミにも
主がいるのよ・・・。

つらかった。

存在するすべてのもの、
生命を統治する主の目を
意識する日々の暮らしが。
とくに
空から落ちる雨は
主の涙のような気がして
悲しくて寂しくて怖かった。

雨が降ると
「ごめんね、雨さん!
良い子になるから泣き止んでね・・・。」
私は
いつもこころでお詫びをしてた。

娘の
雨に対する
「ごめんね!」を聞いて
私は
亡き母のことと
幼い頃の
自分の
「ごめんね!」を思い出した。

今、
何事に対しても素直に謝らない自分を
恥ずかしく思う。

謝らなきゃいけないことが
いっぱいある。

ものへ、ものの主へ・・・

ごめんなさい!

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