僕は




















僕は僕。

君は君。

僕は犬でも、
君は人間でもない。

君は僕を撮る。

僕は君を嗅ぐ。

君は
かわいいと言いながら
うれしそうに
何度も
僕を撮る。

君は
僕の顔を
君の
自慢話に載せ
満足の笑みを
浮かべる。

そして
僕を閉じ、
明日には
忘れる。

僕は
僕の心で
映した君を
忘れない。

何故なら
君の
匂いを
憶えてしまったから。

僕は僕

君は君

僕と君との違いは
あるけれど、
僕は
君を
忘れない。





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