労働

アルベール・カミュは、

「労働なくしては、人間はことごとく腐ってしまう。
だが魂なき労働は、人生を窒息死させてしまう」
と、言っている。

単純に考えてみると、生きていく為には
労働は、必然的なこと。

様々な理由で人は働き、様々な環境の中で
好きでも、嫌いでも働かざるを得ない。

遣り甲斐も生き甲斐も感じず、幸福も不幸も感じず
機械のように働く人もいれば、衣・食・住に苦しみながらも、
大切な誰かと僅かな幸せを共有しながら働く人もいる。
家事をやる妻も、働く夫も、子供までが、
立派な労働者だと思う。が、

カミュの言葉を何度も繰り返し読み、
今の自分に問う。

今の私は魂のある労働をしているのか?!

本当のことを言うと、このような下手な文章を書いていて、
家計には何の助けにもなっていないが、
何故だろう・・・書き始めてから今まで感じたことのない
非常によい疲れ、溜まらない疲れを日々感じている。
以前、病院清掃の仕事をしていた時も感じてはいたが、
今程ではない。

誰よりも自分自身がよく分かっている。
何がやりたかったのかを・・・。
今の厳しい現実の中でやるべきことへ入り込むのは
なかなか出来ないと言うか、勇気がなかった。
しかし、
偶々ではなく、やらなきゃいけない時が来たような気がしてならない。
贅沢な時間を過ごしている気がして、
時々空に向かって手を合わせお詫びをしては、
また何かを書き始める。

うまく言えないが、書くことに義務感と怖さを感じでいる。

労働する魂の喜び、労働する魂の苦しみが人生をどのように
導いてくれるのかは分からない。

人生における、人それぞれの望む豊かさは千差万別。
自分で自分を窒息させない為に生きていくのは簡単なことでもあり
難しいことでもある。

腐るか、窒息死するか・・・・・。

死んだら腐るし、腐ると死ぬ。
死んだら息も止まるし、息が止まれば死んでしまう。

生きている内に、生きていたい。



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